真冬の景色【完全版】
「そう興奮すんなよ。
北中だか何だか知らねえけど、別にお前らとヤリ合う気はねえよ。
黙って消えな、ゴミ共」
「‥‥。」
安斎の、危ない目付きと危険なオーラに、一瞬たじろぐ灰原達。
「‥南の前に、まずは北から納得させる必要があるみてえだな。
白砂のヤンキーさんよ、少し待ってな。
順番が変わったからよ‥」
「‥‥」「‥‥」
なんなら私達は明後日でも構いませんわよ。
と、言いたい所だが、そんな雰囲気ではなかった。
「タイマン張れよ、安斎。
お前に勝てば、北の最強を名乗っていいんだろ?」
「‥最強?私が?」