オブラート
「でも二人共可愛いから、色抜いたら更に可愛くなると思うよ?」
可愛いという言葉に反応する明菜。
「本当ですか?
じゃあ私、やってもらいたいです」
「オッケー。
春美ちゃんはどうする?」
「私ですか…?
明菜がやるなら…私もお願いします」
「よ〜っし、じゃあ私の部屋においで」
私と明菜はこうして美咲さんに髪を染めてもらう事となり、最初に明菜がやってもらうと、染め終わった明菜はとても可愛くなっていた。
時間の長さによって脱色の具合を抑えられ、明菜は金色ではなく、茶色にしてもらった。
「わー、凄い。
美咲さん、私、可愛くないですか!?」
「あはは、可愛い可愛い」
明菜は鏡を何度も見て喜び、続いて私もやってもらうと、私は初めて使った脱色液の匂いと痛みにビックリした。