オブラート






「夜までどうする?」






あてもなく適当に車を走らせていた真也さんが、

ふいに、マドカさんに聞いた。






「とりあえず、私んちで待機してるか。

春美ちゃん達に面白いもの見せてあげるよ」



「……?」





マドカさんがそう言い、私達は追悼集会が始まるまでの間、マドカさんのアパートで時間を潰す事となった。






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