華の咲きかた






「じゃあ私は優香と土手の上で見張ってるから」






私達は単車を押して近所の河原に着き、ここで練習をする事にした。






「え、私一人で乗るの?

美咲もケツ乗ってよ」




「…やだよ。

あんたのケツ恐ろしいって。


もうクラッチ離すタイミングは分かるだろ。

一人で乗れよ」



「はいは〜い。

じゃあ警察来たら手振って合図よろしく〜」






私と優香は綾を残し、

土手に座り綾を見守った。






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