華の咲きかた






深夜9時。

綾が私の家に来た。







「行こうぜ〜美咲」




「うん」






私達は一度マドカさんの家に行き、国道にすぐ出れる集合場所の先輩の家に一緒に行く事になっていた。






「拓真、ちょっと出かけてくるからガスの元栓とか気をつけてよ」



「美咲も気をつけろよ〜。

京ちゃんに宜しく〜」



「……。」







ついこの間までサッカー少年だった拓真の部屋のテーブルの上に、いつの間にか堂々と灰皿が置いてあり、


友達のリンは髪がうっすら茶色になっていた。







< 26 / 270 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop