華の咲きかた








そこにあったのは、


後輩の京介の顔じゃなく、紛れもない男の顔だった。







いつもヘラヘラしてる京介の真剣な顔を見たのは初めてで、

私と綾は胸をドキッとさせられた。








「……。」











ねえ、優香。



あんたやっぱり来なくて正解だったよ。






来てたら今よりもっと、胸が苦しくなってたから。










だってこいつさ、


カッコ良すぎるよ――












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