華の咲きかた
京介はガソリンを入れると店の中に入って来て自販機でコーヒーを買い、椅子に座った。
「ねえ、あんた学校行ってたの?
優香来てた?」
「優香?
ああ、居ましたよ。
机で寝てた」
「そっか、偉い偉い。
今日もちゃんと行ったか」
私はバイトを始めた時、優香に日中、私がバイトの日はどうせ遊べないから学校に行けと言った。
優香は嫌がってたけど私は優香をレディースに入れるつもりは無かったから、
高校に行かせる為、授業は聞かなくても出席日数だけでも稼げば、元々頭の良い優香なら少し勉強すればレベルの低い所なら入れると考えた、
だから、せめて私がバイトの日くらいは学校に行かせようと思った。