華の咲きかた








夕方、私がバイトを終えて裏に止めてあるバブの所に行くと、優香が私服に着替えて待っていた。







「お疲れ様です」




「お待たせ。

今日は何時間目まで授業受けたんだ?」




「昼前にふけちゃいました。

しかも武田にピアス没収されたんですよ」




「あはは、岡本先生に言えばコッソリ取り返してくれるよ」






私は優香の頭に半キャップをポンっと乗せ、家へ向かってバブを走らせた。






< 53 / 270 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop