走り続け、眠る前に







2人のやり取りを見てクスクス笑いながら教室へ戻り、私は鞄に手を掛けた。







「なあー。

結局、マドカはどっちなん?


真也君にしとけ」







静香が自分の机に飛び乗りながら再び聞いてきて、


部活をサボる気満々の夏美も鞄を手にして帰る準備をしながら私を見た。








「…とりあえず、


タバコでも買いに行ってみますか?」



「!?」








< 15 / 689 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop