走り続け、眠る前に







夕方になり、達也の家を出た私達は、いつも自転車を置く駐輪場を待ち合わせ場所に決め、一度、家に帰宅して夜を待った。









(…暇だな)








夕飯を部屋で済ませ、時計を見ると、まだ7時過ぎだった為、

仮眠を取ろうか悩んでいた所に、玄関が開く音が聞こえ、物音に耳を澄ませた。






「………。」








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