ぶりっ子を倒してしまったらしい。
ぶりっ子を倒してしまったらしい。

ぶりっ子がクラスにいるらしい。

今は秋。そろそろ葉っぱが紅葉して綺麗になる時期だ。

ジリリリ!ジかちっ

『うるさ...もう6時か...』

あ、おはようございます。

私は中学二年生の星川 璃奈(ほしかわ りな)

私の通っている花乃学園(はなのがくえん)の1年Aクラス(私のクラス)には超がつくほどのぶりっ子がいるらしい。

そしてそいつがとてもムカつくらしい。最後が「らしい」なのは私は人間が苦手。

作(あなたも人間ですよ〜)

うるさい。私以外の人間の話。

作(ふぅ〜ん、たった一人の友達はどうなのさ。)

朝からうるさい。しばくよ。

作(しばかれたくはないかな!じゃ!)

あ〜逃げた。まぁ続けよう。

あまり人と関わらないからたった一人の友達から聞いただけのことだから最後が「らしい」になったわけ。

そして今日は地獄の学校の日。昨日は休日だったから余計に嫌。

らんちゃんに言ってさぼろっかな。

あ、らんちゃんっていうのは1年Aクラスの担任ね。無口だけど、根は優しい女性の先生。
なぜかぶりっ子から好かれているらしい。まぁ、ほとんど喋らないだろうけど。
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