ぶりっ子を倒してしまったらしい。

うるせぇ〜。ちなみにさっき最悪と思ったのは隣にぶりっ子女。そして爽やかイケメン？がいるからだ。

いや、まじでうるさいからね。

そう思いながら走っていたらいつの間にかゴールしていた。

記録は6秒。

あ〜普通。と思いながら列に戻っているとなんかヒソヒソ話している声が聞こえた。

「ねぇ、あの爽(そう)様を抜かすなんてなに様？」

「ねぇ〜手加減っていうものを知らないのかしら？」

「それか爽様に気に入られたいとか？」

「「それな〜w」」

いや、逆に気にしなくて大丈夫です。

そう思っていたのにあの爽様とやらはこっちに近づいてきた。

その後ろにはしっかりぶりっ子女もくっついて。

爽様とやらは話しかけてきた。

爽「ねぇねぇ、君璃奈ちゃんだっけ？すごい早かったね！初めて僕よりも早く走る人を見たよ！」

はぁ？私よりも早い人なんてこの世の中に何千何万といるでしょ。

『あなたより早く走る人なんて何万といます。それに私より早い人もいますよ？』

爽「でも璃奈ちゃんは早いよ！びっくり！」