ぶりっ子を倒してしまったらしい。

そう言ってらんちゃんは教師たちが集まるところに戻っていった。

そしてボーッと自分の競技が来るのを待っているとぶりっ子が現れた。

愛「ねぇねぇ、見てぇ〜！あの颯斗(はやと)様のハチマキと交換しちゃったぁ〜！」

「え〜！すごいじゃん！どうしてどうして〜！」

「え！脈アリじゃない！？愛花ちゃんすご〜い！」

どんどん女たちが集まっていく。

それを私はボーッと眺めていた。

眺めていたら隣に華恋が来た。

華「ねぇ、何なのあのぶりっ子女。颯斗様ってあの有名な10人組の1人よね？何でそんな人と交換してるのよ。」

『何？浮気する気？（笑）』

華「はぁ！？何言ってるの？あんなチャラ男こっちから願い下げよ！」

へぇ〜チャラ男さんなんだ。

華恋の愚痴を聞き流しながらもう一度ぶりっ子女の方を見ると自慢げな笑みを見せてきた。

まるで”いいでしょ！”とでも言うように。

まぁ、私にはそういうのは分かんないから無視するけど。

そしたらあのぶりっ子女の声が聞こえてきた。

愛「あのねぇ〜、颯斗くんねぇ〜、こう言って渡してきたんだよぉ〜。今度俺の家で遊ぼう。ってぇ〜！愛花ぁ〜モテすぎて困っちゃう〜」