君のせいで
やっとの放課後。私は帰宅部で凪ちゃんは軽音部のため私達は別れを告げた。

帰る道の途中女性の怒鳴り声が聞こえた

「最低!」見覚えのある男が綺麗な女性に頬を叩かれていた

「最初から言ったじゃん、遊びだって」男は冷ややかな目で女性にそう告げる。
「だからって!」女性は顔を真っ赤にさせてもう一度彼を叩こうと腕を振りかざす

男の視線がこちらに向けられた。
その見覚えるのある男の正体は成瀬だった

成瀬はこちらに近付くと私の腕を引っ張り抱き寄せる

「なっ?!」私が声を上げると言葉を遮るように成瀬は私に口付ける。
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