人生 ラン♪ラン♪ラン♪ ~妻と奏でるラヴソング~ 【新編集版】
「いらっしゃいませ」
落ち着いた女性の声がわたしたちを迎えてくれた。
ホールには、もうかなりの人が集まっていた。
開場を待つ人たちの熱気でムンムンしていた。
わたしは鞄をクロークに預けてからチェックインを済ませ、妻と共に壁際に立った。
空いているソファがなかったので仕方なかったが、それでも、モニターに映るライヴビデオを見ていると気分が盛り上がってきた。
それは妻も同じようで、ワクワクしながら開場のアナウンスを待った。
開場の時間になると、予約席の人が呼ばれ、それから、自由席の人が受付順に呼ばれる。
わたしはいつもは安い自由席を予約するのだが、今日はペアシートを予約していた。
特別な日だから、思い切って奮発したのだ。
少し待ったあと、わたしの番号が呼ばれた。
担当者に札を見せ、待合のホールから更に階段を下りていった。
そう、ステージは地下2階にあるのだ。
そこにチェックカウンターがあり、札を渡すと、係の人が予約席へと案内してくれた。
ステージが正面に見える最高の席だった。
「本日は、ありがとうございます」
一礼して、係の人が今日のメニューを説明し始めた。
「ディナーコースをご予約いただいております。アミューズ、前菜、メイン、デザートの順にお持ちいたします。お飲み物はお決まりですか?」
「シャンパンをハーフボトルでお願いします」
「かしこまりました。素敵な夜をお楽しみください」
係の人は一礼して背を向けた。
落ち着いた女性の声がわたしたちを迎えてくれた。
ホールには、もうかなりの人が集まっていた。
開場を待つ人たちの熱気でムンムンしていた。
わたしは鞄をクロークに預けてからチェックインを済ませ、妻と共に壁際に立った。
空いているソファがなかったので仕方なかったが、それでも、モニターに映るライヴビデオを見ていると気分が盛り上がってきた。
それは妻も同じようで、ワクワクしながら開場のアナウンスを待った。
開場の時間になると、予約席の人が呼ばれ、それから、自由席の人が受付順に呼ばれる。
わたしはいつもは安い自由席を予約するのだが、今日はペアシートを予約していた。
特別な日だから、思い切って奮発したのだ。
少し待ったあと、わたしの番号が呼ばれた。
担当者に札を見せ、待合のホールから更に階段を下りていった。
そう、ステージは地下2階にあるのだ。
そこにチェックカウンターがあり、札を渡すと、係の人が予約席へと案内してくれた。
ステージが正面に見える最高の席だった。
「本日は、ありがとうございます」
一礼して、係の人が今日のメニューを説明し始めた。
「ディナーコースをご予約いただいております。アミューズ、前菜、メイン、デザートの順にお持ちいたします。お飲み物はお決まりですか?」
「シャンパンをハーフボトルでお願いします」
「かしこまりました。素敵な夜をお楽しみください」
係の人は一礼して背を向けた。