人生 ラン♪ラン♪ラン♪ ~妻と奏でるラヴソング~ 【新編集版】
本棚からCDを取り出してセットすると、ミュートしたトランペットの音が流れてきた。
『The Good Life』が始まった。
トランペットの音につられるように妻が顔を上げたのをわたしは見逃さなかった。
妻の手を取り、立ち上がらせて、ゆっくりと引き寄せた。
そして、静かにステップを踏んだ。
ゆったりとしたリズムとメロディがわたしたちを包み込む中、2曲目が始まった。
『Sweet Lorraine』
スタンダートナンバーを歌うティル・ブローナーの声が優しく部屋に漂うと、妻が体を寄せてきた。
わたしはリモコンで照明を落とし、更に密着した。
3曲目が始まった。
『For All We Know』
物憂げなトランペットの音に続いてピアノのアンニュイな演奏が続き、うっとりとしたような表情の妻がわたしの顔を見上げた。
誘われるようにわたしは唇を寄せ、新婚時代の時のような甘いキスをした。
そしてうなじに唇を這わせると、「もう立てない」と艶めかしい声が漏れた。
わたしは妻をソファに横たえてパジャマのボタンを外し、首から胸へと唇を這わせた。
妻は感じているようだった。
わたしも昂っていた。
夜は昇り詰めようとしていた。
トランペットとピアノと吐息が一つになる中、わたしと妻はソファの上でいつまでも踊り続けた。
『The Good Life』が始まった。
トランペットの音につられるように妻が顔を上げたのをわたしは見逃さなかった。
妻の手を取り、立ち上がらせて、ゆっくりと引き寄せた。
そして、静かにステップを踏んだ。
ゆったりとしたリズムとメロディがわたしたちを包み込む中、2曲目が始まった。
『Sweet Lorraine』
スタンダートナンバーを歌うティル・ブローナーの声が優しく部屋に漂うと、妻が体を寄せてきた。
わたしはリモコンで照明を落とし、更に密着した。
3曲目が始まった。
『For All We Know』
物憂げなトランペットの音に続いてピアノのアンニュイな演奏が続き、うっとりとしたような表情の妻がわたしの顔を見上げた。
誘われるようにわたしは唇を寄せ、新婚時代の時のような甘いキスをした。
そしてうなじに唇を這わせると、「もう立てない」と艶めかしい声が漏れた。
わたしは妻をソファに横たえてパジャマのボタンを外し、首から胸へと唇を這わせた。
妻は感じているようだった。
わたしも昂っていた。
夜は昇り詰めようとしていた。
トランペットとピアノと吐息が一つになる中、わたしと妻はソファの上でいつまでも踊り続けた。