人生 ラン♪ラン♪ラン♪ ~妻と奏でるラヴソング~ 【新編集版】
といってもすることがなかった。
散歩も音楽鑑賞も読書も毎日しているので気分転換にはならない。
離れるといっても何をすればいいのかわからないのだ。
しかし、何気なくマラソン中継を見ている時、いきなり〈走ってみようか〉という思いが湧いてきた。
選手たちの筋肉質な体を見て刺激を受けたのかもしれない。
リタイアしてから少しお腹が出てきたので毎日散歩をして抑止に努めていたが、それでも負荷をかけるような歩き方はしていないので、体重が落ちるほどの運動にはなっていなかった。
現役時代は違っていた。
電車の中では常に立っていたし、会社から帰る時はひと駅分歩いてから電車に乗っていた。
だから、ウエストサイズは常に変わらなかったし、170㎝、63㎏という体形をキープしていた。
それが今では69㎏まで増えて、その分お腹がポッコリし始めていた。
年齢のせいか胸の肉も落ちて下がってきていたので、鏡に映った風呂上がりの上半身は鑑賞に堪えなかった。
よし、走ろう!
3月10日の夜、風呂上りに乗った体重計の数値に背中を押されるようにして決めた。
散歩も音楽鑑賞も読書も毎日しているので気分転換にはならない。
離れるといっても何をすればいいのかわからないのだ。
しかし、何気なくマラソン中継を見ている時、いきなり〈走ってみようか〉という思いが湧いてきた。
選手たちの筋肉質な体を見て刺激を受けたのかもしれない。
リタイアしてから少しお腹が出てきたので毎日散歩をして抑止に努めていたが、それでも負荷をかけるような歩き方はしていないので、体重が落ちるほどの運動にはなっていなかった。
現役時代は違っていた。
電車の中では常に立っていたし、会社から帰る時はひと駅分歩いてから電車に乗っていた。
だから、ウエストサイズは常に変わらなかったし、170㎝、63㎏という体形をキープしていた。
それが今では69㎏まで増えて、その分お腹がポッコリし始めていた。
年齢のせいか胸の肉も落ちて下がってきていたので、鏡に映った風呂上がりの上半身は鑑賞に堪えなかった。
よし、走ろう!
3月10日の夜、風呂上りに乗った体重計の数値に背中を押されるようにして決めた。