余命3ヶ月の私は今日も君に溺愛される

プロローグ

「ーーちゃんって、今年でまだ17歳よね。それなのに余命宣告って可哀想よね」

「確か、お母さんも昔同じ病気でお亡くなりになられたらしいわ」

「遺伝かしら本当に可哀想だわ」

---そんなの自分が1番よく分かっている

自分がどれだけ可哀想かなんて、運が悪いかなんて、

でも、怒った顔なんかしちゃいけない笑っていなきゃ

「わっ、ーーちゃんが来ちゃった。じゃあね、また明日」

私の事を話していたおばさん達は私の姿を確認すると、そそくさと部屋へ戻って行った。

全部聞こえてるよ。なんて、死んでも言えない。と言うか、死んだら物理的にいえないか。

多分、さっきの話も聞こえていたであろう、顔見知りの凛さんに話しかけた。

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