小さな恋のトライアングル
「がっくん。おじさんとお風呂入ってきてね」
「はーい!じゅん、ふろいれてやるぞ」
「どっちがだよ?!」
まったく……とブツブツ言いながら、潤は岳の頭を洗い、一緒に湯船に浸かった。
「岳、お正月におじいちゃんちに泊まりに行くだろ?今年も車で一緒に帰るか?」
「あー、そうだねー。ママもあしこしつらいっていってるから、そうするか」
「姉貴……、いくつだよ?」
ボヤいていると、岳が振り返った。
「じゅん、まみもつれていく?」
「え?なんで?」
思わずドキリとしてしまう。
「だって、まみにコロをみせたいもん」
「コロって、去年拾った子犬?」
「そう。おばあちゃんがしゃしんおくってくれたけど、おっきくなったんだよなー、コロ」
「お前もな」
思わず岳に突っ込んでから、潤は考えを巡らせる。
真美の実家には年明けの3日に行くことになっていて、それから潤の実家に挨拶に行く日を改めて決めようと話していた。
(けど、真美さえよければ、正月に一緒に行くのもアリかな?)
風呂から上がると、早速真美に提案してみた。
「え?元旦に潤さんの実家に?」
「そう。だめかな?」
「いえ、私は大丈夫です。だけど元旦はさすがにご迷惑ではないですか?非常識だなって思われそうで……」
「うちの親、そんなこと言わないから大丈夫。逆に仕事の都合で、元旦の方がありがたいって言うかも。それに岳が強引に誘って、真美はそれにつき合ってくれたってちゃんと説明するから」
すると横から岳も真美を見上げてきた。
「まみ、いっしょにいこうよ。コロとまみのしゃしんとりたい!かわいいこいぬなんだ」
「コロちゃん?へえ、会いたいな」
「じゃあ、きまりな!」
「うーん……、分かった。私もがっくんと一緒の方が心強いもんね」
「おう!おれにまかせとけ!」
「うん!ありがとう、がっくん」
真美が潤にも頷くと、潤は早速両親に電話を入れていた。
「はーい!じゅん、ふろいれてやるぞ」
「どっちがだよ?!」
まったく……とブツブツ言いながら、潤は岳の頭を洗い、一緒に湯船に浸かった。
「岳、お正月におじいちゃんちに泊まりに行くだろ?今年も車で一緒に帰るか?」
「あー、そうだねー。ママもあしこしつらいっていってるから、そうするか」
「姉貴……、いくつだよ?」
ボヤいていると、岳が振り返った。
「じゅん、まみもつれていく?」
「え?なんで?」
思わずドキリとしてしまう。
「だって、まみにコロをみせたいもん」
「コロって、去年拾った子犬?」
「そう。おばあちゃんがしゃしんおくってくれたけど、おっきくなったんだよなー、コロ」
「お前もな」
思わず岳に突っ込んでから、潤は考えを巡らせる。
真美の実家には年明けの3日に行くことになっていて、それから潤の実家に挨拶に行く日を改めて決めようと話していた。
(けど、真美さえよければ、正月に一緒に行くのもアリかな?)
風呂から上がると、早速真美に提案してみた。
「え?元旦に潤さんの実家に?」
「そう。だめかな?」
「いえ、私は大丈夫です。だけど元旦はさすがにご迷惑ではないですか?非常識だなって思われそうで……」
「うちの親、そんなこと言わないから大丈夫。逆に仕事の都合で、元旦の方がありがたいって言うかも。それに岳が強引に誘って、真美はそれにつき合ってくれたってちゃんと説明するから」
すると横から岳も真美を見上げてきた。
「まみ、いっしょにいこうよ。コロとまみのしゃしんとりたい!かわいいこいぬなんだ」
「コロちゃん?へえ、会いたいな」
「じゃあ、きまりな!」
「うーん……、分かった。私もがっくんと一緒の方が心強いもんね」
「おう!おれにまかせとけ!」
「うん!ありがとう、がっくん」
真美が潤にも頷くと、潤は早速両親に電話を入れていた。