背中
第三章 見ていた

ホームにて

(え?私?)

サトミはとまどいながら、その写真に写る青年の姿を見つめた。


しかしその顔には、全く見覚えがない。


(誰だろう・・・。)

サトミは、高校時代の古い記憶を必死でさかのぼった。
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