背中
式は終わった。
整然と並んでいた列は乱れ、後輩たちの作った花道を先輩たちは歩いていく。
その手には卒業証書の筒を持ち、顔は笑顔でいっぱいであった。
「じゃあ、行くよ。」
「うん。」
サトミはキリコの言葉に頷いた。
そして二人は向かい合ってもう一度頷くと、一斉に駆け出した。
後では、卒業生を見送る拍手が鳴り響いている。
整然と並んでいた列は乱れ、後輩たちの作った花道を先輩たちは歩いていく。
その手には卒業証書の筒を持ち、顔は笑顔でいっぱいであった。
「じゃあ、行くよ。」
「うん。」
サトミはキリコの言葉に頷いた。
そして二人は向かい合ってもう一度頷くと、一斉に駆け出した。
後では、卒業生を見送る拍手が鳴り響いている。