背中
サトミは、包帯で巻かれた土門の傍らの椅子に腰を下ろした。
ごめんね。
ごめんね。
ごめんね。
私が追い詰めちゃったんだね。
初めて背中からじゃなく、こうやって正面からお互い見ることが出来るのに。
のに。
話せやしない。
お互い話したかったのに。
ごめんね。
ごめんね。
ごめんね。
私が追い詰めちゃったんだね。
初めて背中からじゃなく、こうやって正面からお互い見ることが出来るのに。
のに。
話せやしない。
お互い話したかったのに。