背中
もう、いいや。

疲れた。


もう、いいや。

疲れた。


サトミは、衝動に駆られた。

入ってくる電車に、身を躍らせる。


急ブレーキをかける電車の車輪の音があたりに響き渡る。

あたりでは、悲鳴が沸き起こる。
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