マフィアの弾丸 Ⅲ





 しかもっっ、その、・・ショーツというのもまたドレスコードに沿ったような普段の私ならぜったい、着ないであろうお高めなシロモノで。



 それでいて私がいつも履いている綿の下穿き・・・・なんかじゃなくちゃんとした、フリルのついたレースの下着がショーツのしたに隠されている、

 …なんて寸法なのだ。



 だから、ッそれすらも、
 (かしず)かれた体勢であげく、屈辱的なばしょを見られているとおもうと、えもいわれぬ羞恥で、頭が沸騰しそうになったほど。




 そうであるのに、────・・・・、



 チュッ、

 「…っ、」




 軽いリップ音のようなものとともに、太腿の付け根に与えられたのは、やわらかな
 口付けの感触。

 すると次の瞬間には、アーウェイさんは
 スッ────…、とさらに下に姿を下げていって、




 っ・・・と、いうか。っちょっ!?このひとほんとに、今、"何"引き下げようとっ・・・・、



 「────…フッ、」


 「っっ、」



 「…あっっま、」




 口も開けず、かと言って力ずくでも敵わず。



 ぐいぐい、微々たる抵抗で必死に死守するべく。

 ただ、やたらに首を振りながらしたの男に、拒絶全開にしめすのに。



 まったく見向きもしないどころかシルバーブルーの頭は、もはや遠慮も配慮もなく「……甘ったりィー匂いで酔っちまいそう」とかひとの、股のあいだでワケのわからないことをこの期に及んで、ぼやいているのだ。




 「っ、……ッ、ぅ」


 ちりちり、痛む、

 


 一瞬で打ち崩されるくらいの強引さと、引き攣れた感覚をちょくせつ的に
 ヒヤリ、さらされた場所にあてがわれて、



 ひっ、と喉が、

 唸りだしそうになった────…、


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