Tageliet──永遠の秘薬──

゚・*:.。❁ 一、『序章』




 彼は、守られることが嫌いだった。

 何ものも必要とせず、何も求めることはしない。愛することも愛されることもなく、感情を嫌悪することだけが彼の唯一の感情だったのだ。

『だから守りたかった。
 もうこれ以上、あなたが傷つかないように────』


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