Tageliet──永遠の秘薬──
過去を遡り、クラウスから聞いた話をマティアスに聞かせる。リーフェンシュタール一族の真実、『血清』の正体。そして、ヴェルナー王家とシュタインフェルト一族の関係。
真剣な面持ちで話を聞いていたマティアスは、遂に持っていた剣を鞘にしまう。そして「俺は何をすればいい?」とライナーに問うた。
副官のその姿に他の兵士たちは戸惑いざわめき立つ。
「また同じことが起きようとしている。食い止めるんだ、俺たちが」と言う真っ直ぐな眼差しにマティアスは大きく頷いた────「目星はついている」と。
その場にいる兵士全員に剣をおさめるよう伝える副官は、「元帥から話がある」と声を張り上げた。
「軍の中にギルベルトの息のかかったものがいる。マティアスの指示に従い、そいつらを捕縛しろ! 絶対殺すんじゃねぇ!! 生け捕りにしろ! 行けっ!!」
元帥の言葉に応える兵士たちは、残党捕縛のためあちこちに散らばっていった。
真剣な面持ちで話を聞いていたマティアスは、遂に持っていた剣を鞘にしまう。そして「俺は何をすればいい?」とライナーに問うた。
副官のその姿に他の兵士たちは戸惑いざわめき立つ。
「また同じことが起きようとしている。食い止めるんだ、俺たちが」と言う真っ直ぐな眼差しにマティアスは大きく頷いた────「目星はついている」と。
その場にいる兵士全員に剣をおさめるよう伝える副官は、「元帥から話がある」と声を張り上げた。
「軍の中にギルベルトの息のかかったものがいる。マティアスの指示に従い、そいつらを捕縛しろ! 絶対殺すんじゃねぇ!! 生け捕りにしろ! 行けっ!!」
元帥の言葉に応える兵士たちは、残党捕縛のためあちこちに散らばっていった。