Tageliet──永遠の秘薬──
「やめろ────!!」
目を見開き叫ぶクラウスの言葉も虚しく、ただの屍となった身体はそのまま地に崩れ去る。血塗れになった実の父、その成れの果てを目にしながら、イザベラは言葉を失い悲鳴さえあげることができなかった。
「貴様⋯⋯自分に何をした?」
声を荒らげ聞くクラウスに、目の前の男はニヤリと笑う。見るも無惨なその姿を冷たく見下ろし、自分自身を指差す彼にクラウスは目を見開いた。
「俺の元から盗まれたのは五本。その『血清』は?」
「全て我が身の内にある」
そう高らかに笑う彼にクラウスは「このバカ者が────!!」と、まるで発狂したように叫んだ。
「人が取り込んでいい限界は、多くてもあの小瓶一本だ。俺でも二本。それを五本もだと? お前の身が壊れるぞ!!」
目を見開き叫ぶクラウスの言葉も虚しく、ただの屍となった身体はそのまま地に崩れ去る。血塗れになった実の父、その成れの果てを目にしながら、イザベラは言葉を失い悲鳴さえあげることができなかった。
「貴様⋯⋯自分に何をした?」
声を荒らげ聞くクラウスに、目の前の男はニヤリと笑う。見るも無惨なその姿を冷たく見下ろし、自分自身を指差す彼にクラウスは目を見開いた。
「俺の元から盗まれたのは五本。その『血清』は?」
「全て我が身の内にある」
そう高らかに笑う彼にクラウスは「このバカ者が────!!」と、まるで発狂したように叫んだ。
「人が取り込んでいい限界は、多くてもあの小瓶一本だ。俺でも二本。それを五本もだと? お前の身が壊れるぞ!!」