狐の面

3.悪魔

僕は体をなぞられたあと黒い空間に落ちた。そこは真っ暗で体が重く感じられた。あとなんか息しにくいし。そんな事を思っている間に狐の家についた。

「は?」

僕は驚いて声に出してしまった。僕は想像していた。和風建築で落ち着いた部屋だと。

「何だよこの悪魔みてぇな部屋はよぉ!?なんか椅子に頭蓋骨付いてるし!!悪魔!?悪魔なんか!?」

アレプーは悪魔的な椅子に座りながら言った。

「まぁまぁ一旦落ち着いてよ。立ってても何だしそこの椅子座りな?」

そう指を指した。その先には球体のものが半分に切られて中身をくり抜いたかのような物がついている椅子があった。まるでチョウチンアンコウに食べられたスイカがついているかのように。

「え?もう死ぬん?まだ無双もしてないし、ラスボスも倒してないし、ヒロインと恋もしてないんだけど!?死ぬ!?死ぬの!?」

「うるっさ。殺すよ?」

え?ひどくない?あってまだそんなに時間立ってないと思うよ?初対面の人にそんなグサグサ行く?普通。
だが僕はやっぱり死にたくないから謝った。

「はいすんません。」
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