クールな綺堂くんの理性が夜だけ狂います。


さらに数日後。

二度あることは三度あるってまさにこのこと。


「最低......! 遊びだったなんて聞いてない!」


女の子が泣きながら、男の人の頬を引っぱたく場面に遭遇。


「わたしがいちばんだって言ったくせに! もういい、碧緒なんて知らない!」


うわぁ......リアルな修羅場.....。


しかも、叩かれたのは風神先輩だ。


たぶんだけど、この前一緒にいた女の子とはまた別の子。



「いちばんなんて言ったっけ?」


女の子が泣きながら立ち去ったあと、そんな言葉を吐き捨てた風神先輩。


「あー。柑菜また覗きか?」

「こんなところでケンカしてるのが悪いんですよ」


ヘラヘラ笑ってるし、あんなこと言われたのに割と平気そう。

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