クールな綺堂くんの理性が夜だけ狂います。


「あーあ......どうしよっか、薬飲んでないけど」


日付は......とっくに超えていた。


「今ならまだいいよ......逃がしてあげる」


禁断の甘い時間。


きっと、ここで逃げなかったら......理性を失った深影くんに、ひたすら甘く攻められる。


「......どうする?」

「っ......」


甘い熱に侵されて......気づいたら、自分から深影くんの首にそっと腕を回してた。


もうこれで、後戻りなんかできない。


でも、深影くんをもっとそばで感じたいと思ってしまったから。

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