クールな綺堂くんの理性が夜だけ狂います。


「狂うほど甘く......してあげる」

「んんっ......」


二度目のキスは、唇が触れた瞬間......胸の奥がギュッと締め付けられた。


すくいあげるように、まんべんなく深く重ねて......。


「......もっと口あけて」

「ふぁ......ん」


舌先で唇を軽く舐められて......そのまま熱が入り込んでくる。


口の中で暴れて、かき乱して......。

濡れた唇が触れるたびに、身体がうずいて......息が苦しくなる。


「はぁ......ぅ、んん」

「まだ......もっと舌出して」


理性を失った深影くんの甘さは容赦ない。


息をする暇も与えてもらえなくて、ほんの少し唇が離れたと思ったら、またすぐ塞がれて。

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