クールな綺堂くんの理性が夜だけ狂います。


深影くんって、じつはちょっとヤバい人なんじゃ?


それに、女の子の扱いもすごく慣れてる......ような気がする。



「俺がぜんぶ教えてあげるからさ......俺しか見ちゃダメね」


鼓膜を揺さぶる甘くて艶っぽい声......余裕を含んだ澄んだ瞳。


一瞬で虜になってしまいそうなほど魅惑的で。


「柑菜のぜんぶ......早く俺が独占したい」

「こ、こういうのはダメ......!」


唇が触れるまでほんの少し。


これ以上触れるのは許しちゃダメだと思うし、何よりわたしがもう耐えられない。

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