クールな綺堂くんの理性が夜だけ狂います。


***


「綺堂先輩たちがいる特別寮に住むことになった⁉︎!

「凛花ちゃん......! 声が大きいよ‼︎」


お昼休み。

凛花ちゃんと外のテラスでお昼を食べながら、最近あった出来事を相談することに。


凛花ちゃんのことはすごく信頼してるから、打ち明けてもいいかなと思って。


「はっ、ごめんね! でも、どうしたらいきなりそんな展開になるの⁉︎」


特別寮に入るのは何度か断ったんだけど、深影くんがまったく折れてくれず。


こんなに断り続けたら、学園の絶対的権力者に逆らった=退学......みたいなのが頭の中にちらついて。


結局、特待生としての条件は変わらないし、住む場所が変わ
るくらいだからって割り切ることにした。


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