クールな綺堂くんの理性が夜だけ狂います。


「他の女とはずいぶん接し方が違うんだな?」


「柑菜以外の女は興味ないんだよね。群がってこられるのも無理」


「少しは愛想よくしてもバチあたらないんじゃね?」

「俺は柑菜との時間が最大限に欲しいだけ」


「だとしても、深影のファンは怒らすと怖いぞ? 何するかわかんねーし、柑菜に危害加える可能性だってあるからな」


「......たしかに。釘さしておいたほうがいいかもね」


すると、いきなり深影くんがわたしを抱き寄せた。


これには、周りにいる子たちの悲鳴もすごいことに。


そして、周りに聞こえるように。



「先に言っておくけど......この子に危害加えようとか考えるなよ。そんな陰湿なことしたら......関わったやつら全員消すから」

< 48 / 151 >

この作品をシェア

pagetop