クールな綺堂くんの理性が夜だけ狂います。
「他の女とはずいぶん接し方が違うんだな?」
「柑菜以外の女は興味ないんだよね。群がってこられるのも無理」
「少しは愛想よくしてもバチあたらないんじゃね?」
「俺は柑菜との時間が最大限に欲しいだけ」
「だとしても、深影のファンは怒らすと怖いぞ? 何するかわかんねーし、柑菜に危害加える可能性だってあるからな」
「......たしかに。釘さしておいたほうがいいかもね」
すると、いきなり深影くんがわたしを抱き寄せた。
これには、周りにいる子たちの悲鳴もすごいことに。
そして、周りに聞こえるように。
「先に言っておくけど......この子に危害加えようとか考えるなよ。そんな陰湿なことしたら......関わったやつら全員消すから」