クールな綺堂くんの理性が夜だけ狂います。
騒がしかったのが一気に静まりかえった。
深影くんの放つオーラが圧倒的で、誰も声を発することができなくなるほど。
こんな冷淡な深影くん、はじめて見た。
わたしと接してくれるときは、こんな感じじゃないのに。
あらためて、深影くんの持つ圧倒的な力とオーラを見せつけられたような気がした。
***
あれから、何事もなく放課後を迎えた。
お昼休みの出来事は、あっという間に学園中に広がった。
何かされたりしたわけじゃないけど、珍しそうにこちらを見てヒソヒソ話す子もいて、周りの視線がとにかく痛かった。