クールな綺堂くんの理性が夜だけ狂います。
「柑菜さ、俺のこと見すぎ」
「だ、だって......」
「間接キスって意識しちゃった?」
「っ...... わ、わかってたの......?」
「これくらいで真っ赤になる柑菜が純粋すぎて、俺がけがれてるみたいだよね」
すると、そこに風神先輩と紫桜くんがやってきた。
「あー、喉渇いた! おっ、深影いいもん飲んでるじゃん。俺にもくれよ」
「それ口つけた瞬間、碧緒死ぬよ」
「はぁ? 毒でも入ってんのか?」
「まさか。俺が嫉妬でおかしくなって、碧緒に何かするかもよって話」
笑顔でものすごいこと言ってる深影くん。
風神先輩は不思議そうな顔をして、でもわたしを見て何か納得した様子。