宮川修内太の異常な日常Ⅱ~魔女の瞳番外編~
目を閉じ、徐々に荒い呼吸が落ち着いていくのを実感する。

…落ち着いているんじゃないな。

呼吸が止まりかけているんだ。

出血しすぎている。

こりゃあ駄目だ。

手遅れだ。

体温が下がり、どんどん冷たくなっていく俺の体。

意識が遠のく。

…死ぬ時って、意外と呆気ないものなんだな…。

そんな事を思いながら、俺は、ゆっくりと、瞼を閉じた…。











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