宮川修内太の異常な日常Ⅱ~魔女の瞳番外編~
俺の動きが見切れなかったのか。

メグは隙だらけのまま、懐に俺を迎え入れてしまっていた。

そこへ。

「がら空きだぜ?」

強烈なボディブローを叩き込む!

「っは…!!!」

ワイバーンの強靭な肉体をも破壊する威力の拳だ。

メグの華奢な体など枯れ枝に等しい。

肋骨の砕ける音と共に、メグは反対側の壁まで吹き飛ばされていった。

「がはっ!がっ…ぐはっ!」

壁に叩きつけられ、床に落ち、大量の血を吐くメグ。

そんなメグを見ていると、たまらなくゾクゾクした。

もっと。

もっと。

もっと嬲ってやりたくなる…!

「メグぅっ!もっと愉しもうぜメグぅっ!」

俺は石畳の床に足跡が残るほどの強烈な踏み込みで走り出し、まだ体勢すら立て直していないメグへと突進した!

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