宮川修内太の異常な日常Ⅱ~魔女の瞳番外編~
同時に、俺の精神をどす黒い感情が支配する。

殺意、怨念、憎悪、怨恨、そして人間の精神の中で最も原始的と言えるかもしれない、暴力衝動…。

野蛮な感情の全てが、俺の理性を押し流し、精神を支配しようとする…!

昨日と同じ、完全なる狂戦士状態。

それを。

「修内太!!!!!!!!!」

強い意志を秘めたメグの叫び声が押し留めた。

「精神を!心を強く持ちなさい!」

メグは叫ぶ。

「貴方は私の相棒なんでしょう!?これからも私と肩を並べて戦うんでしょう!?その程度の事で心を折られて、何が私の相棒よ!?」

「…!…!!…!!!」

そのメグの叱咤激励に。

俺は必死に歯を食いしばって理性にしがみついた。

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