宮川修内太の異常な日常Ⅱ~魔女の瞳番外編~
今にも強烈な暴力衝動に押し流されそうな、俺の理性。

それを、みっともないくらい必死になってしがみつく。

…思い出すのは、肋骨をへし折られて血を吐くメグの姿。

俺の手で、あんな苦しげな表情をさせてしまった。

メグに、あんな苦痛を味わわせてしまった。

あんなのは…もうたくさんだ…!

噛み締めすぎた奥歯が砕け、唇が切れて血が流れる。

それでも、頼りなく消し飛ばされそうな理性に必死にしがみつき…!









「ウオオオオオオオオオオオオァァアァアアァァアァァアァアァァァ…!!」







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