宮川修内太の異常な日常Ⅱ~魔女の瞳番外編~
俺は一度言った事は曲げない主義だ。

やると言ったらやる。

寝る前の腕立て伏せも、もちろんやった。

寝る前にキッチリ100回。

お陰で汗だくになったのでシャワーを浴び、こりゃあ明日は筋肉痛確定だな、なんて思いながらベッドに入る。

流石に疲れた。

なので眠り始めはいい感じだったのだ。

吸い込まれるように、落ちていくように眠ってしまう。

今日はぐっすり眠れそうだ。

目が覚めたら朝の六時くらいで、ちょうどいい具合に起床時間に違いない。

そう思いながら睡眠に入り。

「……」

目が覚めると午前二時半だった。

昨日よりも三十分も早く目が覚めた。

草木も眠る丑三つ時だ。

結局俺が得たのは腕立て伏せによる筋肉痛のみ。

睡眠不足は、解消されないままだった。

< 6 / 64 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop