宮川修内太の異常な日常Ⅱ~魔女の瞳番外編~
獣のような咆哮と同時に、俺は狂戦士の暴力衝動を大きく押し返す!

精神の鬩ぎあいの中で、俺の理性が暴力衝動に打ち勝ったのだ。

その瞬間。

「でかしたわ、修内太!」

メグが右手をかざす!

その正面の空間に浮かび上がる、翡翠色の魔方陣。

その魔方陣から放たれる光が。

「粗野にして野蛮なる呪われの意志よ、汝、宮川修内太の肉体より立ち去るがいい!」

メグの詠唱により俺の肉体を包み込む!

痺れるような、痛むような感覚。

その感覚と共に、俺は真っ白い視界の中に飲み込まれ、そのまま意識を失った…。









< 60 / 64 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop