宮川修内太の異常な日常Ⅱ~魔女の瞳番外編~
次に気づいた時、俺は地下室から運び出され、ベッドで横になっていた。

起き上がろうとすると。

「あ…が…!」

全身が重度の筋肉痛で例えようもないほど痛む。

「学習能力がないわね」

そばで声がした。

見ると椅子に座ったメグが、ハードカバーの分厚い辞典に目を通している。

昨日の焼き直しのような光景だった。

「メグ…」

俺は再びベッドに横になる。

「俺は…」

「お望み通り、理性を維持したままの狂戦士状態にしておいたわ」

辞典をパタンと閉じ、メグは俺の顔を見た。

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