無気力クールな僕ですが、真面目な天然規格外男子に沼りました。
「……未納金があるから払ってって電話来たら急いで払っちゃうタイプ?」
「? それは急いで払ったほうがいいでしょう」
「だめだよ。詐欺だからね」
「詐欺……?」
生首くんは目を見開いてこの世の終わりみたいな顔をしている。
「電力会社だと……」
「あ、もう払っちゃった?」
「……」
どうやら、事後。
かける言葉が見つからない。
傍らに大きな砂山ができて、ようやく生首くんを引き上げた。
立ち上がった砂だらけの生首くんはやたら姿勢がよく、背の高さは俺と同じくらいだけど、オーラのせいか大きく見える。
こんなオーラのある男なのに、電話詐欺だけでなく小学生にも騙されて砂だらけになっているなんて。
生首くん、ちょっと残念な人みたいだ。
「? それは急いで払ったほうがいいでしょう」
「だめだよ。詐欺だからね」
「詐欺……?」
生首くんは目を見開いてこの世の終わりみたいな顔をしている。
「電力会社だと……」
「あ、もう払っちゃった?」
「……」
どうやら、事後。
かける言葉が見つからない。
傍らに大きな砂山ができて、ようやく生首くんを引き上げた。
立ち上がった砂だらけの生首くんはやたら姿勢がよく、背の高さは俺と同じくらいだけど、オーラのせいか大きく見える。
こんなオーラのある男なのに、電話詐欺だけでなく小学生にも騙されて砂だらけになっているなんて。
生首くん、ちょっと残念な人みたいだ。