無気力クールな僕ですが、真面目な天然規格外男子に沼りました。
さっそく作業に取り掛かろうとしたタイミングでナギオが俺に向かって頭を下げた。
「安斎くん。 ありがとうございます」
ほんっと律儀なやつ。
俺は構わずナギオに背を向ける。
「どういたしまして。 もう頭さげなくていいよ。 てか俺に頭下げ過ぎだよ今日」
少し照れくさくて、誤魔化すようにぶちぶちと草をむしり始めた。
てかどこまでが雑草?
花の苗とかあってもわかんねー。
「あ、石塚には俺から言っとくよ。 人に仕事押し付けて遊び行くなって。 もしくは先生にチクってもいいし」
「いえ、いいです」
「なんで? それぐらいしても罰は当たらないよ」
「いえ。 石塚くんにも感謝してるので」
「感謝……?」
「僕は、他の人とはちょっと違うところがあって……前の学校でも浮いた存在でした。 いじめとまではいきませんでしたが、クラスのみんなと仲良くなれませんでした」
「安斎くん。 ありがとうございます」
ほんっと律儀なやつ。
俺は構わずナギオに背を向ける。
「どういたしまして。 もう頭さげなくていいよ。 てか俺に頭下げ過ぎだよ今日」
少し照れくさくて、誤魔化すようにぶちぶちと草をむしり始めた。
てかどこまでが雑草?
花の苗とかあってもわかんねー。
「あ、石塚には俺から言っとくよ。 人に仕事押し付けて遊び行くなって。 もしくは先生にチクってもいいし」
「いえ、いいです」
「なんで? それぐらいしても罰は当たらないよ」
「いえ。 石塚くんにも感謝してるので」
「感謝……?」
「僕は、他の人とはちょっと違うところがあって……前の学校でも浮いた存在でした。 いじめとまではいきませんでしたが、クラスのみんなと仲良くなれませんでした」