【短】愛が降る街
きっかけ
「亜矢、X'masの予定は?」
ランチを食べながら同期の友達、仁美(ヒトミ)が問う。
「特に何も…?」
うん。
今年のX'masは平日だし。
実家に帰ってケーキかな?
「亜矢まだ待ってる気?」
あぁ…。
仁美、今、やばいよなって顔した。
「待ってるなんて言ってないじゃん!」
仁美にまで私、素直になれなくなっちゃったね…。
「じゃあ!パーティー来ない?」
「パーティー?」
仁美は友達とX'masパーティーするからって、ニッコリ微笑んだ。
「言っとくけどね!!
半年もほったらかしにする男は、止めたほうがいい!」
……分かってる。
仁美ごめんね!
許せないと言いながら、ランチを終えた。
「じゃっ!決まりね!亜矢。」