悪事通報アプリ
美羽自身ではなくても、その仲間が内申点にひびくようなことをしていたら?
休憩時間になり、私と花乃は美羽に近づいていった。
自分から美羽に近づいていくようなことがあるなんて思っていなくて、自分自身が驚いている。
「美羽」
声をかけると1時間目の間中、机に突っ伏していた美羽がようやく顔を上げた。
その顔は疲れ切っていて目の下にクマができている。
さすがに晴希と雄馬のことで疲弊しているのかもしれない。
だけど可愛そうだなんて思わない。
自業自得だ。
「ちょっと話たいことがあるんだけど、いい?」
そう聞くと美羽は無言で頷いて立ち上がった。
自ら教室を出ていく後ろ姿を追いかけた。
こうして教室から出るということは、みんなには聞かせたくない話なのだと感づいているんだろう。
「なに?」
ひと気のない廊下へやってきて美羽はやっと立ち止まった。
「晴希のこと、大変だったね」
休憩時間になり、私と花乃は美羽に近づいていった。
自分から美羽に近づいていくようなことがあるなんて思っていなくて、自分自身が驚いている。
「美羽」
声をかけると1時間目の間中、机に突っ伏していた美羽がようやく顔を上げた。
その顔は疲れ切っていて目の下にクマができている。
さすがに晴希と雄馬のことで疲弊しているのかもしれない。
だけど可愛そうだなんて思わない。
自業自得だ。
「ちょっと話たいことがあるんだけど、いい?」
そう聞くと美羽は無言で頷いて立ち上がった。
自ら教室を出ていく後ろ姿を追いかけた。
こうして教室から出るということは、みんなには聞かせたくない話なのだと感づいているんだろう。
「なに?」
ひと気のない廊下へやってきて美羽はやっと立ち止まった。
「晴希のこと、大変だったね」