悪事通報アプリ
☆☆☆
夕飯とお風呂を終えてベッドの中でごろごろしていると、花乃からメッセージが入った。
【花乃:明日も今日と同じ時間に公園で待ち合わせしよう】
確認するように送られてきたメッセージに了解のスタンプで返事をする。
それから『悪事通知アプリ』を開いてみた。
今日の分は使ってしまったからか、画面には『今日の悪事は回避しました』という文字が出てきていて、どこをタップしても反応がなくなっている。
「これ、明日も使うんだよね?」
自分自身に質問すると、胸の中にモヤモヤとした気持ちが広がっていった。
このアプリを使い続けていいのかどうか、まだ心が決まっていない証拠だった。
私はアプリを閉じた後、アイコンを長押しした。
するとアプリをアンインストールしますか?
という文字が表示される。
それをジッと見つめていると、今日の出来事が思い出された。
薬品のビンを持って近づいてくる美羽。
その間を通った川並正則。
ビンが床に落ちて割れる音。
かけつける先生。
騒然とする教室内。
夕飯とお風呂を終えてベッドの中でごろごろしていると、花乃からメッセージが入った。
【花乃:明日も今日と同じ時間に公園で待ち合わせしよう】
確認するように送られてきたメッセージに了解のスタンプで返事をする。
それから『悪事通知アプリ』を開いてみた。
今日の分は使ってしまったからか、画面には『今日の悪事は回避しました』という文字が出てきていて、どこをタップしても反応がなくなっている。
「これ、明日も使うんだよね?」
自分自身に質問すると、胸の中にモヤモヤとした気持ちが広がっていった。
このアプリを使い続けていいのかどうか、まだ心が決まっていない証拠だった。
私はアプリを閉じた後、アイコンを長押しした。
するとアプリをアンインストールしますか?
という文字が表示される。
それをジッと見つめていると、今日の出来事が思い出された。
薬品のビンを持って近づいてくる美羽。
その間を通った川並正則。
ビンが床に落ちて割れる音。
かけつける先生。
騒然とする教室内。