天才ピアニストは愛しい彼女を奏でたい
蕾を舐め上げられ吸い付くように何度も熱い舌で刺激される。

同時に指も入ってきて蜜を掻き出すように動かされ私は律の髪を掴んだ。

「はぁんっ…!」

弾けでも尚、私のお腹の奥の疼きは収まらない。
こんなの知らないよ本当に。
どうなっちゃうの…

律がベッドサイドへ手を伸ばし新品の箱を開ける。

「用意してたの?」

つい思ったまま聞いてしまう。

「いつかお前と使うためにな」

え…?

フッと笑うとキスが降ってきてその間に手早く準備をした律は、私の熱い入り口へその硬く大きなそれをツンと当てた。

「いい?」

「ダメって言ったら?」

この期に及んでそんな事を言ってしまう。

「欲しいっていうまで鳴かせるだけ」

そう言ってまた律のそれで下の蕾をクリっと転がされる。

「んっ…」

「どうする? このままでいい?」

「律っ…」

私は観念して首を横に振り、律の首の後ろに手を回した。

「諦めるんだ、翠。たっぷり愛してやるから」

本当に愛してくれるの?
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