天才ピアニストは愛しい彼女を奏でたい

すっかり夢中になってピアノを弾いていればいつの間にか朝日が顔を出し始めていた。

さすがに寝るか。
今日はオフだし。

翠に連絡してみるもやはり繋がらない。

そしてベッドに入って目を閉じた。

寝ていると電話が鳴って目が覚める。

翠か！？

バッと起き上がるも、それは真弓からのメッセージだった。

なんだよ。

とりあえずメッセージを読む。

"翠さん発見！　携帯日本に忘れてきたらしい！　捕まえておくから早く来て！"

そして直ぐにレストランの場所が送られてきた。

はぁ？
携帯忘れただぁ！？
何やってんだあのお転婆娘は！

俺はすぐにその店まで慌てて駆けつければ、翠はいつものようにラフな服装で真弓とランチをとっていた。

なぁ。
どういう事なのよ。